正常では、心房(と呼ばれる心臓の一部)は1分間に60-80回程度、規則的に収縮しています。

これが心房細動になると、不規則に震える状態となり血液がこの中に停滞してしまいます。

自覚症状としては、動悸・めまい・胸痛や不快感などがありますが、全く症状がない人もいます。

心房細動になると、心房内に「血栓」ができやすくなり、これが血流にのって脳に移動すると脳梗塞となります。脳梗塞になると「寝たきり」などの重い後遺症が残ることがあります。

脳梗塞を防ぐためには「抗凝固薬」を飲んで血液をサラサラにする必要がありますが、この「抗凝固薬」にはいくつか種類があるので簡単に説明いたします。

①ワーファリン

昔から長く使われている薬ですので安心です。
定期的に血液検査をして血液のサラサラ度(プロトロンビン時間)をチェックする必要がありますが、当クリニックでは約10分で出すことができます。
納豆や青汁などビタミンKを多く含む食品を摂ると薬の効きが悪くなります。
内服を中止しても数日は効いていますが、効果を中和する薬があります。

②抗トロンビン薬、Xa阻害薬

比較的新しい薬です。納豆などは食べられます。
内服を中止すると半日から1日で効果が切れますが、効果を中和する薬はありません。

以上のように一長一短ありますが、患者さんの状態に合わせてお薬を選びますので安心してご相談ください。